1 名前:風吹けば名無し[] 投稿日:2012/05/16(水) 22:47:16.91 ID:spLQLljS 
  それにしても楽天からしたら何とも苦しい勝利であった。  
  先発の辛島はいいピッチングを続けたが、広島先発のバリントンも負けず劣らず良いピッチング。  
  こういう試合は得てして"首脳陣の我慢比べ"となるものだが、こと先発の辛島については、星野監督も  
  佐藤(投手)コーチも良く我慢したと思う。経験を積ませるという面からも、チームの勝敗という面からも  
  あの場面(9回裏)以外の交代は無かった。ピッチャーの交代というのはどんな投手であれ気を遣うものである。  
  辛島もあの場面なら「悔しい!」という気持ちは残るかもしれないが、交代自体は納得の行くものであったろう。  
  一方の広島は、その9回裏にこれ以上ないチャンスを楽天から貰ったわけだが、1死満塁から策もなく無得点に終わった。  
  代打の前田(智徳)を温存したなど、目に見える問題はあったにしても、ここではそれは結果論に過ぎない。  
  問題は2死満塁となってからの堂林の打席である。広島首脳陣、特に野村謙二郎監督はこの堂林に  
  並々ならぬ期待を寄せていると聞く。そうであれば、なぜあの打席、初球を簡単に打たせたのか。  
  楽天のハウザーは右打者に対する決め球のない投手である。おまけに制球力もあまり良くない。  
  にもかかわらず堂林は初球を平凡に打ち上げてしまった。  
 
  
2 名前:風吹けば名無し[] 投稿日:2012/05/16(水) 22:47:37.31 ID:spLQLljS 
  これはベンチから堂林に対して何も指示が出ていない証左である。もちろん「すべてをお前に任す」でも構わない。  
  但しそれをやるには「選手が野球を知っていること」が大前提だ。堂林を将来の広島を背負って立つ選手に  
  育てたいのであれば、あそこは「ファーストストライクは待て」の指示があっても良かった筈である。  
  そういう指示が出たら、当然選手はその意味を考えるものである。選手というのはそうやって成長していくものだ。  
   
  広島にはこの堂林をはじめ、丸や松山、天谷といった素質に秀でた若手~中堅クラスの選手が多い。  
  だが、どの選手も伸び悩んでいるように見えるのは、首脳陣の接し方に問題があるのではないか。  
  「お前に任す」でも成長する選手は成長する。だが、すべてがそういう選手ではないのだ。  
  野球というのは「確認のスポーツ」である。一に確認、ニに確認。一つ一つの事柄を確認していくことで、チームも選手も  
  前に進むものだ。広島の低迷は、その「確認作業」を首脳陣が怠っているからではないだろうか。  
 
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